湧き出す天然温泉
地下1200mより湧き出る源泉は、京都盆地では初めての「ナトリウム・カルシウム塩化物泉」であり、海から離れている温泉には珍しく海水に近い高濃度の泉質が確認されております。なお当温泉には、療養泉とされる温泉の基準値の9倍にあたる塩素イオン濃度が確認されており、各種効能を持っている療養温泉となっております。
一般的に温泉とは、温泉法に伴い必須物質19種の成分の中から1種以上含まれているか、溶在物質が規定量以上含まれているもの、または25度以上の鉱水・温水のことを言います。天山の湯(源泉)には必須物質6種類が溶け込んでいる天然温泉です。
泉質効能(ナトリウム・カルシウム塩化物泉)
当温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉といい、ナトリウムイオンとカルシウムイオンが多量に含まれています。ナトリウムイオン・カルシウムイオンは皮膚表面上で皮脂(カルボン酸)と反応し、カルボン酸ナトリウム・カルシウム塩を形成します。カルボン酸ナトリウムとは界面活性剤であり、一般的に言う「石鹸」の作用があります。その作用は皮膚にすみずみまで浸透し汚れをはがし、乳化作用もあるので肌が「しっとり」とします。カルシウム塩には「ベビーパウダー」と同様の作用があるため「すべすべ」とした肌触りになります。